街道の新しい拠点 紹介
高宮宿の新名所「おとくら」
 彦根市高宮町で江戸時代に近江上布の店だった旧「布惣」。
滋賀県立大学生が改装し、平成21年秋にリニューアルオープン。
 布惣は、高宮の商人・堤惣平が明治末期まで経営。大正時代からは、現在同店を管理する加藤義朗さんの父・儀太郎さん(故人)が、金物店「加藤儀太郎商店」を経営してきました。
2年ほど前に店を閉め活用策を模索していた加藤さんが、県立大環境建築デザイン学科非常勤講師の中西茂行さに改装を依頼。昨年6月に学内でコンペが行われ、改装案が決定し、環境建築デザイン学科と生活デザイン学科の学生約20人が「おとくらプロジェクト」として改装しました。
 蔵はライブやミニシアターの会場として、ほかのスペースは喫茶「おとくら」とギャラリースペースとして利用されています。開館は土日・祝日の午前10時〜午後5時。
学生が交替で喫茶店を担当