近江路中山道「鳥居本」を訪ねて 見どころ紹介


近江鉄道「鳥居本駅」
鳥居本駅は、滋賀県彦根市にある近江鉄道本線の駅。

現在は終日無人駅となっています。

駅舎は開業時からのもので、独特の外見を持つ洋風建築。近畿の駅百選に選定されました。

鳥居本の町並み
戦国時代、佐和山の城下町として栄え、また、江戸時代に中山道が制定されると

それまでの小野に替わって宿場町となりました。有川家をはじめ、

道中合羽の看板の掛かる家など街道の面影を残す町並みが続いています。


有川家
創業350年の歴史をもつ有川家は、腹痛や下痢止め薬の赤玉神教丸で有名です。

商家と言うより城郭のような建物で、主屋は入り母屋造り、中二階、真壁の虫籠窓、

桟瓦葺で外側から見るだけでも七棟造りになっていました。


中山道 松林
鳥居本宿から、国道8号へ続く道に、街道のなごりを残す若干松並木が

残されています





望湖堂跡から琵琶湖を臨む
坂道を上がり、その頂点に位置する摺鉢峠を下りると、次の宿「番場」(米原市)へと

続きます。安藤広重は、この摺鉢峠から見た風景を描いています。天気が良ければ、

はるかむこうに竹生島が望めます。

残念なことに最近、高層の施設が建設され、見晴らしが遮られています。


専修寺
浄土真宗本願寺派の寺院え、門前には「聖徳太子聖跡」の碑が。

本尊は阿弥陀如来。境内にある鬼瓦は、修復時に大屋根からおろしたもの。その大きさ

に寺院そのものの大きさがしのばれます。